東山彰良「さすらい」「愛が噛みつく悪い星」2009年11月08日 20時39分06秒


東山彰良の本(amazon)
Are you on drugs?(ヤクでもやってんのか?)
世界旅行の夢を持ち、使えもしない英語を勉強する智也。
カツアゲとヤクの売人を生業とするハービーと、トイトイ。
元(?)いじめられっこのオマワリ、北川。

そんな友人4人の周りで起こる(4人が起こす?)
密度の濃い時間と、ろくでもない人生。

いつも通りの東山彰良の作品。
パッと沸点が高まり、散っていきそうな若者の世界。
そこにきらめく台詞の数々が素敵です。

※「さすらい」も「愛が噛みつく悪い星」も同じ内容です。
(気がつかずに両方買ってしまった・・・、皆さん、気をつけて)

たかのてるこ 「モンキームーンの輝く夜に」2009年09月29日 23時47分02秒


たかのてるこさんの本(amazon)
僕の知らない世界に、
僕の知らない文化がたくさんあることを、いつも思い知らされる、
旅するOL たかのてるこ さんの旅行記。

「モンキームーンの輝く夜に」と、タイトルからは、
どこの旅行記かわかりにくいけど、ラオスの旅行記です。

と言っても、ラオスと言うより、
焦点はラオスで出会ったモンキーな、シノアンとの出会い。
旅行記と言うより、出会記と言った感じです。
シリーズを読んでる人には、
ちょっとだけいつもと違う変化球な感じだと思います。

個人的には、女性視点が強いので、
う~ん、いつもの視点で読みたいなぁと思うこともあり。
少しだけ残念。。。
でも、やっぱりたかのさんの本読むと、
その国が好きになるのは、いつもの通りでもあり。

ちょっとだけ、もっと色んなラオスの人のこと、知りたいよ、
と我侭な気持ちにもなる、そんな本です。

森博嗣 「探偵伯爵と僕」2009年09月07日 23時09分14秒


森博嗣の本(amazon)
小学生の僕が体験したひと夏の物語。

と言うわけで、森博嗣の気持ちライトな長編小説。
探偵伯爵と僕。
ある日、変わった大人、自称 探偵で伯爵な探偵伯爵と知り合う僕。
変わった大人と思いつつも、友達になる二人。

そんな中、僕の友達が行方不明になって、探偵伯爵と僕の捜査が始まる。

子供にもわかり易い設定で、
図書館なんかに置いてあっても良さそうな本書。
驚きは少ないけど、
子供のとき読んだ探偵小説を思い出して、なんだか懐かしい。

大人でも子供でも楽しめそうな物語が良い感じです。

矢野健太郎 「数学物語」2009年08月26日 22時33分30秒


矢野健太郎の本(amazon)
ねぇ、知ってる?
動物って数が数えられるのかなぁ。

そんなみんなが疑問に思うようなことからスタートする本書。
内容的には、数の生い立ちから、
算数、数学(簡単な高校数学くらい)までの内容ですが、
読み易くて、わかりやすくて、懐かしいです。

個人的には、昔の人が、
どんなことから、数を、算数を、数学を見つけてきたのか?
なんて内容が、面白かった。
きっとこの本を持って、過去に戻れたら天才!って大騒ぎでしょうね。
こうやって歴史を追いながら見ていくと、
高校生まででも、2000年近くの数学者の発見を学ぶんだなぁ、と感慨もひとしお。

とてもわかり易く書かれていて、
中学生の頃の自分に読ませてみたい一冊です。

ps.
大人になって、昔、好きだったことを知ると、
プレッシャーも無く、興味あることだけ見てたら良いし、意外と楽しいものです。
年に一回くらいは、こんな時間が作れると良いなぁ。

伊坂 幸太郎 「終末のフール」2009年08月16日 23時31分51秒


伊坂幸太郎の作品(amazon)
「いいか、俺は理由なんて知らなえけどな、とにかく、自殺なんてしたら、ぶっ殺すからな」

ところどころにちりばめられた台詞回しの魅力がたまらない
伊坂幸太郎の短編集「終末のフール」

8年後、小惑星が激突して、人類は滅亡する。

そんな政府の発表から5年。
一時期は、文字通り大変なことになった社会も、
今は不思議とバランスがとれ、なんとか社会として機能している。

そんな時代に生きる人々の8つの物語。

時代背景から、なんだか荒んだ物語を想像してしまうし、
実際、ひどい話が広がっているんだけど、
物語は、ほのかにあたたかい。
読後は、不思議と人に優しくしたくなる様な気持ちになる。

好きだなぁ。